作業ヘルメッターのおんな道

肉体労働系レディ(淑女)の徒然です。フリーランスで造園土木の作業員をしています。お仕事と酒があればどこでも飛んでいきます。酒飲み。日焼け上等!

悶絶する痛み~まとめ~

結局、痔の痛みから解放されるまで丸々1週間かかりました。

あの地獄は二度と体験したくありません。

 

痛みの後半は、普通にしていたら気になるほどじゃないんだけど、40分ほど座っていたらまた痛くなるのでなるべくウロウロしてみたり。

 

痛みがピークになるタイミングも掴みました。

便をした直後から2時間はずっと痛い状態。

あと、坐薬を注入した直後も2時間はずっと痛い。

なので、朝、便をしてシャワーを浴びて坐薬を注入すると、つまり午前中だいたい10時くらいまでは悶絶状態。じっと耐えるしかない。通勤電車で死にかけたのもそのせいです。そのあとは「何だったんだ?」ってくらい痛みは引いてきました。

 

でも、また痛くなることを想像すると朝以外のタイミングで便意をもよおした時が大変。

どこかで便を出そうものならまたあの痛みと2時間闘わなければならないので、なんとか仕事間は我慢してました。(またそれもよくないんだろうけど)

 

今まで潜在的には持っていたであろう痔がなぜ突然夜中に爆発したのか。

その前後の生活習慣に原因があったと思います。

爆発の前週のスケジュールは。

・暑いからと言って毎日夕飯にビールを開けていた(酒が一番痔に悪いそうです)

・会社の人とアジア料理屋にいって辛い物をたらふく食べ、酒も飲んだ(辛い物も禁物)

・旦那の実家の家族と週末二日続けて焼き肉を庭でした(肉を食うと便が固くなり、出ずらくなるそうです)

・爆発前日、便が固くてしばらく踏ん張ってしまった(これが一番やばい原因)

・今まで仕事は事務と現場が交互にあったのが、現在は事務仕事の後は、予備校で勉強。つまり一日ほぼ座りっぱなし(人生でこんなに毎日座っていたことはありません)

 

と、まあ様々な要因が見えてきましたが。

ほぼ生活習慣からくるものだよね。激しく反省しました。

 

辛い物もお酒も肉も大好き。

それをすべて断ち切って、野菜ばっか食ってます。健康になった気がするし、なにより便が柔らかい、やさしい・・・。ありがてえ。

 

痔が治って直後の予備校の模試はボロクソでしたが、まあ本番の直前にこの痔になっていたら確実に試験には会場に行くことすら出来なかったであろう、と思うと

神様のお告げかな、と思うことにしました。

生活を見直してから試験に臨めとのお告げですな。

 

考えようによっちゃ

もっときつい病気になる前に、

「痔」

という形で生活改善を意識できるようになったなら結果得じゃね?治療費も3000円くらいで済んだしね。人生で一番つらい一週間でしたけどね。

でもさ、私程度の生活習慣でこんな悶絶レベルの痔になるなら

アメリカ人の尻とかほんとどうなってんの?と心配になりました。

 

私は野菜も大好きだし、アメリカ人と比べると酒も肉も格段に少ないだろう。

ずっと座ってる仕事じゃなかったし、そもそも日本人以外ウォシュレット文化ってあまり浸透してないんでしょう?子供の時から痔になってもおかしくないんじゃないの?

 

あんまり聞かないよね、外国人の痔の話。

こんど調べてみよう。

 

 

悶絶する痛み~治らない編~

あまりの痛みに意識が朦朧としながら、とにかくイボ痔を調べる。

 

そもそも、私、尻から何も出ていないように思うんですが。(昨晩旦那に確認してもらった)

 

痛いイボ痔を調べると

「かんとんじかく」なるものがヒットしました。

嵌頓痔核(かんとんじかく)というのは、内痔核が肛門外へ脱出してしまった際に発症する病気です。脱出してしまった内痔核が肛門内に戻らず、肛門の括約筋で締め付けられてしまうため血栓ができ、多大な痛みを生じる状態です。内痔核で痛みを発する状態といえば、ほとんどがこの嵌頓痔核を発症している状況のことで、出血も見られるため早急な治療が必要となります。 

嵌頓痔核を発症した場合は、無理に肛門内へ内痔核を押し戻そうとしてはいけません。そうすることによって余計な刺激を与えてしまい、症状が悪化し、治療が困難になったり痛みが増えたりしてしまうこともあるのです。この状態になったら、出来る限り早めに専門医へと診せることが重要となります。痛みが激しいため、早めに治療してしまわないと、精神的にも疲れてしまうでしょう。 

 

もう八方塞がりな痛み。間違いない、私はこれだ!

しかもこのかんとんじかく。↓

 

嵌頓痔核に関しては保存的療法という、つまり人体を傷つけず出血もさせないように治療する方法を取られることが一般的です。基本的には患部を清潔に保ちつつ、医師によって症状に応じた軟膏や抗炎症薬などの処方をしてもらい、徐々に治療していくのです。しかしながら内痔核の症状が大いに進行してしまっている場合は、嵌頓痔核の状態でそのまま一気に手術してしまうこともあるのです。 

嵌頓痔核は多大な痛みを生じますので、できるだけ早めに専・・

 

保存的治癒?なんぞや聞いたことないけど

つまり重症じゃないと基本的には手術しないってことだ。昨日の先生の判断は的確だ。

 

この「かんとんじかく」の痛みは色んなページを眺めていたら、どうやら痔の中でもキング級の痛みらしい。

おう、痔を自覚して初めての症状が「かんとんじかく」って私、すごくなーい?いきなりキングにたどり着いちゃった。

バージンをAV男優に捧げるといった感じのジャンプアップってことかね。

初めて飲む酒が二階堂とか?

 

一度楽な体勢になるともう身動きとれないので、もうこうなったら見たかった映画、朝からプライムで見よ!と思って

 

 

 

 

 2本続けてボリウッド映画に飛んでみました。正確にはスラムドッグ~はイギリス映画かな?

インドの最底辺を見たのが「スラム~」で

インドの最上級を見たのが「きっとうまくいく」でした。セレクトが極端すぎて、同じ国でこうも人生違うかね、と頭がごちゃ混ぜになり、インド、やっぱりわかんねぇ。。ってなりました。

インド人が作るインド映画は明るくて楽しいものが多いのでちょくちょく見よう。

どちらもとても面白かったです。

インドに行きたいかって聞かれたら行きたくないけど。

 

尻の血流を良くするため、二時間置きに20分ほど風呂に浸かる時間を要しまして。

外は30℃あるのに暑い湯に浸かり、クーラーなんてない部屋で汗を流し続ける一日。

服を着るのもベタベタで馬鹿馬鹿しくなり

ほぼ一日全裸で過ごしました。なんの訓練?

 

一日寝たきりで安静にしていたのに、更にその翌日。痛みは治まらず。

その上貴重な土曜日。もうその事実になんか腹が立ってきて

「動かなくても治らないならもう動いてやるちきしょー!」

となりまして。

ヒーヒー言いながらもせっせと掃除洗濯に励みました。

少しずつ痛みが弱くなってきたかな?お?という実感があり。

 

日曜日は休日出勤。

さすがに5日も経過したんだから、仕事くらい行けるべさ🎵と出発したんですが

通勤電車の中でまさかのギブアップ。

痛みで汗が滴り、立つことも座ることも困難な状態。

途中下車して旦那に車で迎えに来てもらって

とりあえず職場にいき、絶対にやらなきゃいけない仕事だけをヒーヒー言いながら一時間で終えて、また車で旦那と帰りました。

 

ちょっともうなんなのよ❗5日も治らないとかこんなことってあるのかよ!

痛みと情けなさと旦那への申し訳なさと

そもそもこの痛みに耐えることへの疲労が尋常じゃないので、ついつい旦那にグスングスン泣いてしまう始末。

まあ、旦那は特に慰めるでもなく、全く気にせず私を家に置いたあと、息子とルンルンプールに行ってしまいました。

さすが、父として夫として鑑だと、素敵なパパです!

嫁に治療を専念させるために家族サービスで嫁をゆっくりさせてくれるなんて!

まさか八当たられるのが嫌とかそんなわけない!

 

いよいよ次回この痔の日々のまとめに入りたいと思います。長かった。。

ココマデヨンデクダサッテアリガトウ。

アナタノオシリ二、ハッピーヲ。

 

 

 

 

 

悶絶する痛み~手術する・・の?~

病院にて診察に呼ばれるまでしばし待機。

待機っつっても、まず座れないし、立ってても痛いし

でも周りに人がいるし、モジモジウロウロ。

とりあえず痛いほうの片尻を投げ出した状態でちょっと座ってみたり。

どうみても、ものすごく態度の悪い患者。身なりは普通の仕事の格好なのにこんなに足を投げ出して・・・情けない。仕方ないの・・・察して・・・。

30分経っても呼ばれない。。。もう1時間近くなる。

 

とりあえず、即効手術と言われたらどうしようという気持ちから

いまいる病院のHPを見て手術の詳細を確認。

四段階注射による硬化療法は、ジオン注(成分:硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸)を用いる新しい痔核注射法で平成16年7月に承認されました。脱出後、指などで押し戻さないとならない(第3度)や常に脱出している(第4度)の治療に使用されます。治療法は1つの痔核に対して4つに分けて注射を行う非常に高度な手技が必要で、この治療を行うには専門の講習を受け、認定をされた医師でなければならなく全道でも限られた施設のみとなっています。手術を行うよりも負担が少なく、短い入院期間で退院できます。

 

ほほう、高度な技術で、なんか難しいけどとにかく切らない

ということですか。よかった・・・。ほかの人のブログなんかでも痛みが少ないとか書いてある。(痛みが無いとは書いていない)

ほんのり安心しましたが、まずは尾てい骨あたりに麻酔注射を打つのか・・うわ・・。いや。(帝王切開で経験していますが、二度と嫌です)

痛みと手術の恐怖で脂汗はもうピーク、もうなんでもいいや。。。いいやあ。。。

 

するとドタドタと階段から自分と同じくらいの年頃の医師が、急ぎ足で降りてきた。

まるで、直前まで手術をしていたかのような焦りようで、外科の診察室へ入っていく。

 

まさか、、あの先生が私を診るのでは・・・。

手術を終え、ほっと一息つきたいタイミングで

「先生、外来です!」と呼ばれて急いで降りてきたかのようなあの先生に・・・

 

その先生が入室した直後、「○○さーん、2番にお入りください」と即効呼ばれた。

 

やっぱり。その先生が私を担当してくれました。

散々待たされたあげく、文句を言いたくなるくらいでしたが、歳も近い感じだし、あんな形相で降りてこられたらなんも言えんわい。

私の肛門の運命はこの先生によって決まるのですから。

 

先生の対応はとても優しく落ち着いたものでした。

いよいよ、問診。痛いところに指を突っ込むんだから、死ぬんじゃないかとビクビクしていたが、アラ、痛くない。あれ?

「痛いですか~?」「痛くないです~」「これは痛いですか~」「痛くないです~」

むしろもっと奥まで突っ込んでいただいても大丈夫ですよ、

私、平気なんで。

とは言わなかったが、案外手前の部分だけで大丈夫だったので、腫物の部分に触れる以外は痛くなかったです。内視鏡検査もまったく。

 

で、診察結果は「まあ、いぼ痔ですね。写真はこれです。痛そうですね。相当痛いでしょう?真っ赤になってかなり充血してる。」

 

・・・ハイ、相当痛いです。

「お薬出しますね。座薬と飲み薬。何回も来るのはいやでしょうから多めに出しますね」

 

え!先生!手術しなくていいんですか?

 

「手術は、今は必要ないですよ。薬で治りますよ。1週間たっても痛いようでしたらまた病院に来てくださいね。」

先生、私、ボラギノールでもまったく効き目がなかったのですが、お薬どれくらいで効きますでしょうか・・(正直仕事にも行けないレベル)

「まあひとによります。1日で痛みが治まる人もいれば1週間かかる人もいますが1週間あれば治ってくると思いますよ」

 

(一週間も我慢するならいっそ手術してくれてもいいんだけど、まあ、そういうことじゃないんだろうなあ。本当に薬が効くのかも・・・)わかりました。

ほんとうにありがとうございます。

 


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帰りは仕事を終えた旦那に迎えに来てもらってなんとか帰宅。

 

痔の手術を経験したK子ちゃん含むグループLINEに

「手術なしで大丈夫だった!よかった!」と送ったら

仲間6人から

「手術しねーのかよ!!」「手術しなよ!」「体験聞かせてほしかったのに!」

「今から手術してもらいなよ!!」

集中砲火

いや、どんだけみんな私の痔の手術を待ち望んでんの。

 

とりあえず、手術は回避し、与えられた薬をキッチリ処方して

さすがに病院でもらった薬なんだから効くだろう、今夜も明日もやっと通常に戻れるなあ!とかなりの期待をしていましたが

 

翌朝、変わらず、いや、むしろ昨日より激痛

うそ・・・だろ。

普通に仕事にいけないレベルに到達しました。

寝たきり立つこともままならず、温め効果もなく、まさに夏の陣・地獄偏。

情けない話、仕事もお休みをいただきひたすら横になることしかできない。

 

ちょっと待ってくれ、痔ってこんなつらいのか?

みんなこんなに痛い日々を送っているのか?

立てませんよ?このレベルの痛みに耐えて仕事とかしてんの?おかしくないか?

 

この痛みのレベルなのに手術しないのか?じゃあ、どこまで痛かったら手術なの?

 

もうわけがわからないよ・・・笑えないよ。このまま死んでもいいよ・・・

 

つづく。