翌朝、痛みは全く引いていない。
起き上がるのもやっと。歩くのもやっと。
朝からもうフラフラ。
今日は上司がたまたま車で迎えに来てくれる日だからラッキー。電車乗らずに済むわ。
ヒーヒー言いながら息子をチャリで保育園に連れていき、ヒーヒー言いながら待ち合わせ場所に向かう。
だか、ここであっさり乗車してしまえば
会社までの40分間のドライブは
全く身動きがとれないつまり地獄。
ぐっっ、、、どうする。
そうだー!
助手席に後ろ向きで乗り込み、背もたれにしがみつく。
足は正座。こうすればお尻がイスに当たらないじゃん!
上司「なにしてんの」
る(後ろ向き)「尻が痛くて座れません。いいから出発してください。」
上司「回りから見ると、正面にケツむけてる変な人だけど」
る(後ろ向き)「大丈夫。シートベルトはするから!」
上司「病院いけよもう。」
こうして一日は始まり、もちろん事務仕事はすべてデスク横に屈んで行い、その他たまたま極寒の工場作業だった本日@立ちっぱなし。
まー、座ってるよりはましだろ、二時間程度だし~。
と、張り切って業務に臨むも。
2時間後。地獄の沙汰。
しぬかとおもった。
尻が破裂するんじゃないか!ってくらい痛い。立ってるだけなのに、足がすくむの、痛すぎて痛すぎて。
帰りは上司と後輩ちゃんと車で3人でしたが
話すことも座ることも動くことも出来ない私は
後部座席で一人横になりながらうずくまる帰り道。
さすがに見かねた上司が病院へ行けと指示。
ただ、痛くて痛くて病院まで行くなんて考えられない。痛みの脂汗で体がグッショリ。
地面に膝たちで座り込みながら病院を調べる。
木曜日、たいがい午後休診。
はい、おわったー。私は帰ることも病院にいくことも出来ない只の
痔
なんだね、誰も助けてくれやしない。
オフィスに一人残されて急激な情けなさと涙がおそってきて、グスングスン言いながらお母さんに電話。
る「おかあさああん!痔が痛くて痛くて動けないよ~!病院どこもやってないよー!どっかいい病院教えてよ動けないんだよ~おぉ!」
母も普段体が丈夫な私からこんな電話が掛かってくることがないので動揺した様子。送り迎えを頼みたいけど母には車がない。
母「とりあえず一番近くの病院探しなさい!急がないと午後の診察も終わるよ!痔なら消化器科で検索なさい!」
る「あ、肛門科だけじゃなくて、消化器科?肛門ばっかりで調べてた。」
母「消化器科あれば肛門看てくれるから!早くタクシーでもつかまえて病院いきなさい!」
やっぱり頼るべきは母。
狼狽していた気持ちを平常にもどし、消化器科で再度検索。
あ!あったわー!
ここからタクシーでも15分以内でしかも消化器科専門病院!外来は予約不要16時30分まで受付!サイコーだ❗
さっそくタクシーに乗り込み病院に駆け込む。
痛みで足がガクブルしているけど、大人だからどこも痛くないような涼しい顔で受付を済ます。
問診票にはしっかり
「痛い場所・肛門 どんな痛みですか・チクチク・ジンジン・ズーン・刺すような」の全てに○を付けた。私がどういう苦行を抱えてこの病院まで来たものかー!!
なんでもいいからはよ診察してけれ。。
つづく。