作業ヘルメッターのおんな道

肉体労働系レディ(淑女)の徒然です。フリーランスで造園土木の作業員をしています。お仕事と酒があればどこでも飛んでいきます。酒飲み。日焼け上等!

私は、ギャルになりたい

仕事を辞めた。

 

仕事を辞めると、持て余す時間の中で

「自分のことを考える時間」というすんごーーーく苦痛な瞬間が何度もあって

「自分はなんにもできない人間だな」という結論に至る。

 

何度考えてもそういう結論になる。仕事しているときは、自身満々だったのに。

 

先日「やりたいことじゃなくて、なりたいものは何だった?」

と聞かれて、「ふーーーーーーむ・・・・」と結構考えてしまった。

 

確かに仕事を新たに始めるとなると

「やりたいこと」を真っ先に考える。

 

年を経ると「やりたいこと」を求人誌で見つけることはほぼない。

20代の頃は求人誌を見るのはファッション雑誌を眺めているくらい楽しかった。

「やりたいこと」があんなにたくさんあったのに。

 

「やりたいこと」は

「やってみてもいいこと」になり

「やれといわれれば、やってもいい」になり

「できればやりたくない」へと変貌していった。

 

ただ、「なりたいもの」と言われると、これはちょっとキラキラした気持ちが蘇る。

 

なりたいもの、かあ・・・・。

 

金持ち、ジャニーズ、バックダンサー、イチロー、作家、お菓子開発する人、歌手。

 

なりたいものはたくさんある。年齢・性別・経験超えて、何でも出てくる。

 

そうだ、私、20代の頃、ギャルになりたかった。

 

なんで通過しなかったんだろう、ギャルを。

当時はちょっとサブカルな、アンダーグラウンドチックな自分に酔っていた。

 

でも多分本当はギャルになりたかった。

流行には最速で飛びつき、ひたすら楽しいことを追い求め、パーティーしながら男女問わずいつも周りに人がいて、派手な格好で視線を集める。

 

はっきり言って憧れていた。憧れていたが故に、周りにはいなかった。

本質的には自分はギャルになれないと思っていたのか、嫉妬の対象になりそうだったから、友達にしたくなかった。

 

そうかー、私、ギャルになりたいんだ。

 

40歳に今年なろうとしているが、ちょっとずつでもギャルになれないものかしら?

と本気で考え始めている。

 

これからでも、遅くないよね・・・・?