作業ヘルメッターのおんな道

肉体労働系レディ(淑女)の徒然です。フリーランスで造園土木の作業員をしています。お仕事と酒があればどこでも飛んでいきます。酒飲み。日焼け上等!

10年先を考えてみよう

今まで、先のことを考えるのが得意ではなく、この性格故Todoリストなるものも作ったことは無かった。仕事で作ることはあるけれど、基本的に苦手。

でもちょっと考えるようにすれば何でも楽しくなってくる。

一人で仕事をしてるとリストを作らないと本当に記憶から消えてしまう。怖いけど、これが40歳なのだ。あえて手帳は買っていなかったが、必要かな。今はグーグルカレンダーで管理している。

で、それとは別に、10年後自分はどうしたいのか考えるようになった。

ハッキリいって、今までその日暮らしでいいと思ってた、頑張れば金は勝手に着いてくる。失敗すれば、2年位で辞めたらいいや、くらいに思っていた。

 

その気持ちを思いっきり振ってくれたのは除雪しているときの元請けの社長だ。別に熱い話をしてくるわけじゃない。←熱い話してくる人、怪しい人は嫌い。

ものすごく具体的に話してくるのだ。

あなた、いつ法人化するの?したらあんな仕事やこんな仕事を渡せるし、その時の金勘定はこんな感じよ?一緒にやろうぜ!みたいな社長。

要はWin-Winで仕事したいから、早くちゃんとしてよぉ、と言ってくるのだ。考えてもいなかった法人化だけれど、つい3年後くらいには実現できるよう頑張りますと返事していた。

返事してしまったからには色々考えるようになる。従業員を持つためには仕事を絶え間なく持ってこなきゃいけないし、従業員はどのような人材が適正か、スキルは何が必要か。本当に具体的なことを考えるようになる。自分がやらなきゃいけないことが明確になる。具現化するかどうかより、具現化するために努力をしなくちゃいけなくなる。

これは私にとってすごく励みになっている。他の人からは年商1000万超えないなら法人化するな等々アドバイスを貰ったりするので、それはそれで冷静にもなる。貴重な材料だ。

経営者と話をするのは本当に面白い。冷静な人も情熱的な人もそれぞれ楽しい。貴重な考え方を私みたいな個人事業主に話してくれる。金じゃなく、経験として話してくれる。利用して、利用されて。これが仕事なんだなあと実感できるのだ。

会社員をやめて、ずっと一人でやっていく、合わない人とは付き合わない、と突っぱねて始めた気持ちだったが、ちゃんとキレイに融和されてきた。人付き合いはたのしい。最高だ。金より人だ。

で、10年後自分はどうなっていたいか、かなり楽観的に考えている。

たった1シーズン除雪の仕事をして思ったが、私はあと10年は除雪の仕事をするだろう。絶対にする。

でも、10年後には冬は北海道を出る。九州に住みたい。これも、とある人と知り合ったから思うようになった。夏は北海道、冬は九州で仕事がしたい。

これが50歳になった時の最大の目標としている。

簡単に言えることじゃないからこそ、10年は頑張って土台と経験を作る。10年あればどうにかなると本気で思っている。

北海道から出たいなんて贅沢な悩みかもしれないが、北国の冬はむしろ全く甘くない。厳しさしかない。それを乗り越えての10年にしたいと切に願うのだ。

ある意味何かを始めるには遅すぎる40歳、いや、適期の40歳。とりあえず目標決めてれば遅いなんてことは無いかな、って思ってる毎日。